【転載】4年目に思うこと 2015.3

2011.5〜2016.5までの丸5年間
運営して おりました種苗販売サイト
【Poka Poka Plants】からの転載です。
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〜4年目に思うこと〜



朝から震災報道一色だった3.11を植物の

お世話に追われながら黙々と過ごしました。

4年の歳月が流れたんだと

改めて思いながら。。



あの日、亡くなったたくさんの方達の

ご冥福を心からお祈りします。



この1年、ふとした瞬間に

「ここは以前と何も変わってないなぁ」

と思うことが幾度となくありました。



震災が話題に上ることもなくなって

小刻みに揺れていた大地はここでは

静けさを取り戻したようです。

驚くほど震災報道は減ってしまい

収束を見ていない原発の現状すら

知ることができません。



あの立っていられないような揺れと

コンビナート火災の爆音、繰り返される

余震に怯えた時間がどんどん

過去のものになっていきます。

でも忘れてなんていません。



まだ20万人を超える人が仮設住宅に

暮らしていて広大な更地が広がり

津波の爪痕も色濃く残る被災地。

そして原発の廃炉は数十年も先だという福島。

見つからない2500人を超える行方不明者

想像することしかできないけれど

まだ苦しみも悲しみも続いている。



報道されるインフラ整備の目覚ましい再生に

被災地から遠く離れた土地に暮らしていると

すごく復興が進んでいるような錯覚に陥りますが

そんな時、必ず浮かぶ言葉があります。



震災17年目の神戸で耳にした

「神戸の街はキレイになったでしょう。

でもまだマイナスのまま生きている人が

たくさんいる。」という言葉。



どんなに見た目、元通りになろうとも

心の復興にはその何倍も何十倍もの


時間が必要なんだということを

思い知らされた言葉でした。



4年前「継続は力なり」と

ただただ細くても継続することを目標に

オープンしたお店も4年目に入りました。

限りなく猫好きなワタシがご縁をいただいて

被災したワンコの支援を続けてこられたのは

一重に植物が大好きな多くの皆様のおかげです。

本当に感謝の思いでいっぱいです(*^^*)



改めて今、何ができるんだろうと考えたときに

やはり出来ることを出来る範囲で継続させる。。

この思いにつきます。



ペット保護センターには高齢や障害によって

なかなか里親様の見つからない子が今も

暮らしています。頭を撫でてやることも

ともに散歩に行くこともできませんが

せめて美味しい食事を。。。今年もフードを

お届けして参ります。



そして当ショップ開店以来、3年以上もの間

植物の種子をご提供くださっていた

香川県のT様。



いつも心は被災地とともにあると

「自分の育てた植物の種が日本中の

皆様のもとでお花を咲かせていると

思うと嬉しくてたまらない。」と

話していらっしゃいました。

ご自身は長い闘病の渦中にありながら

たぶん毎日のようにお花の種を

集めてくださっていたことでしょう。



とても悲しくて残念でたまりませんが

昨年11月に他界されました。

植物が大好きで種からの育苗が上手な

グリーンフィンガーの持ち主でした。

いつか小さな花屋さんになりたいと。。



彼女も震災で亡くなられた方達も

もっと生きたくて、やりたいことも

たくさんあったんだと思うと

悔しくてたまりません。



今、生きている私たちは

そうした人達の分もやっぱり一生懸命

前を向いて生きなきゃいけない。

いつか彼女と再会したときの

お土産話しになるように彼女に負けない

グリーンフィンガーを目指します。



ayaさん、ありがとう。




2015.3月 kirara


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by kirara0626 | 2016-05-10 08:42 | 東日本大震災