デジタル遺産とアナログ年賀状
2015年 03月 03日FacebookやTwitterの記事はアカウント主が
亡くなったらデジタル遺産と呼ぶらしい。
そういえば事件や事故に巻き込まれて
亡くなった人のFacebookやブログが報道で
取り上げられるのを見る度にアカウントは
この後どうなるんだろうって気になっていた。
少し前にFacebookはデジタル遺産の
管理人を指定したり、アカウント削除の遺言が
残せるようになったらしいけど(日本版はまだ)
もしかしたら自分の書いたものが永遠に
ネット上を彷徨うことになるのかも。
たいしたことを書いていないからいい?
それとも死後どうするか考えておくべき?
漠然とした疑問も、どこか他人事で・・・
まだそんな歳じゃないし
それが年明け、友人が亡くなって現実になった。
病で若くして亡くなって3ヶ月、彼女のブログは
今もネット上に残っていて、そこには生前の
彼女の夢や人柄が垣間見える記事もそのまま。
このまま放置したら心ない書き込みがされて
しまうんじゃないかと思うと切ないけど
どうすることもできない。
完治を目指した彼女だから、そのままになった
ブログだけど、今の状態は本意なのかな。
自分のデジタル遺産の整理をしっかり
考えなきゃいけないね。
同時に指先1本でポチポチスーッと
便利な世の中だけど、もう更新されない
彼女のブログを見ていると少し怖くなった。
この小さな画面の中だけで更新される
ブログで相手の近況を知り、コメントで会話して
連絡は電子メール、そんなお付き合いだったら。
私は彼女の死を知ることはなかったかも。
更新されないブログに「忙しいのかな」とか
返事のないメールに「もう縁が切れちゃった」
そんな風に、そのうち忘れてしまったかも。
お送りした年賀状を見た彼女のお母様からの
悲しいお知らせだったけど、おかげで今までの
たくさんの感謝とご冥福を祈ることができた。
メールもSNSも気軽に連絡できるし
「あけおめメール」いいんじゃない。
でも万が一のときは誰の目にも留まらず
返ってこない返信に不義理を感じるものになる。
そんな別れ方は嫌だなぁ
年賀状ばなれが叫ばれて久しいけど
ビバ!年賀状〜
アナログな年賀状もすてたもんじゃない
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by kirara0626
| 2015-03-03 16:05
| 日々徒然